大阪と浄土真宗– category –
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存覚上人と大阪布教
今回は、存覚上人の大阪布教について、記事にしました。 存覚上人は、本願寺の法主とはなりませんでしたが、親鸞聖人の教えを多くの人に伝え、大阪で大変精力的に布教されています。 まずは存覚上人について説明します。 【存覚上人の生い立ち】 存覚上人... -
定専坊の浄賢の帰依
今回は、定専坊の浄賢について、紹介します。 現在の定専坊の位置 【三番にある定専坊浄賢のもとでのご遺言】 浄賢は、御一代記聞書に登場しますので、最初に御一代記聞書の内容を説明します。 蓮如上人、御病中、大坂殿より御上洛の時、明応八、二月十八... -
摂津国の萬福寺代9世「法実」
今回は大坂で蓮如上人のお弟子となった、摂津国の萬福寺代9世「法実」について紹介します。 【蓮如上人の吉崎に赴かれる前】 蓮如上人は、大谷本願寺が比叡山の衆徒による焼き討ちにあったあと京都では布教できず、京都以外の地域で布教をされていました。... -
蓮如上人から九州へ伝わる親鸞聖人の教え
今回は、九州の寺院縁起を紹介し、浄土真宗が九州に伝わるルートの一つに、大阪があったことを紹介します。 【浄土真宗が九州へ伝わった時期】 今日、九州も浄土真宗寺院は数多く、福岡県で40%以上、熊本県で50%以上、鹿児島県は60%以上が、浄土真宗の... -
法然上人が仏教界に与えた影響力(大原問答と選択本願念仏集)
法然上人は承元の法難(1207)の時、流刑となり、数ヶ月後に赦免されましたが、しばらく京都へは戻れませんでした。 かの國に配流、しかるをおもふところあるによりて、ことにめしかへさしむ。但よろしく機の内に居住して、洛中に往還する事なかるべし。 ... -
「濁世の富楼那」聖覚法印のご活躍と落語の関係
今回は、聖覚法印が大阪の文化に与えた影響や、阿弥陀仏の本願を伝える上でのご活躍について紹介します。 最初に大阪の文化と馴染み深い、落語の起源について解説します。 【聖覚法印と落語】 落語は、大阪や京都が発祥の地とされています。 大阪では、江... -
久宝寺の法性の質問と聞法の心がけ
今回は、蓮如上人の御一代聞書にも登場する、久宝寺の法性について紹介します。 【法性について】 久宝寺の法性は、法円や法光親子、宗玄や浄賢とともに、蓮如上人のお弟子であり、当時久宝寺にいた真摯な親鸞学徒として名前がよく挙がる方です。 法円や法... -
蓮如上人と佛光寺派の経豪(蓮教)
今回は大阪(摂津平野)にて、佛光寺派僧侶であった経豪(蓮教)が、蓮如上人へ帰依したときのエピソードを紹介します。 【佛光寺派とは】 まずは佛光寺派について、簡潔に解説します。 佛光寺派の正式名称は真宗佛光寺派で、真宗十派の1つです。 真宗十派... -
蓮如上人のご長男・順如上人のご活躍について
今回は、蓮如上人の時代に活躍され、大阪との関係がとても深い、蓮如上人のご長男である順如上人を紹介します。 【順如上人の生い立ち】 順如上人についての資料は少ないですが、親鸞聖人の家系に関する「日野一流家系図」によると、1442年(嘉吉2年)に、蓮... -
蓮如上人と聖徳太子
今回は、蓮如上人と聖徳太子の関係についてご紹介します。 親鸞聖人と異なり、蓮如上人が聖徳太子について書かれたものは全くといっていいほどありません。 また蓮如上人が直接門徒に下付される絵や名号には裏書(説明書きや署名)が書かれているのですが...