大阪会館の内装工事の着手

今回は、顕正新聞 平成29年9月1日号より、大阪会館建立当時の内覧会の様子を紹介いたします。

目次

大阪会館 完成間近ワクワク内覧

「大阪会館」(大阪市城東区)は、建物の外側がほぼ完成し、9月末の引き渡しに向けて内装工事が進んでいる。

8月19日には、工事の合間を縫って昼と夕方に内覧会が開かれ、完成を心待ちにする大阪の学徒約100名が建立現場を訪れた。

多くの法友が歓声を揚げたのが、1階の講堂である。広さは畳80枚分。縦長の講堂は、閉塞感を与えないよう、天井が通常より高く造られている。初めて館内を拝観した法友たちは、スマートフォンで何枚も撮影しながら、「設計図でイメージしていたよりも広く感じるね」と満足そうに語り合っていた。

また2階には、子供部屋や会合室、台所などができる予定である。階段を駆け上がった子供たちは、子供部屋の窓から、楽しそうに下を眺める。主婦層の学徒はメジャーで幅を測り、「ここに棚を置きましょうよ」と、完成後のイメージを膨らませていた。

幹線道路に面した壁には「浄土真宗親鸞会館」の青い文字が掲げられた。

浄土真宗親鸞会大阪会館 看板
看板

大きさは一文字55センチ角。最寄り駅の地下鉄・谷町線の「野江内代駅」出口を出ると、すぐに見える。会館用地を見つけた池部さんは、看板が重要だと語る。
これからは、”親鸞聖人の教えを聞きたければ親鸞会に行く”というのが常識になっていくと思います。『浄土真宗親鸞会館』の文字に引かれて、足を運ばれる方があるとうれしいですね

 建立に尽力する豊中市の男性は、家族で拝観に訪れた。今年6月に退職し、これからは聞法三昧の日々だと言う。
どの世代の法友も真剣に聞法できる会館ができつつあると知り、安心しました。如来聖人からこんなに素晴らしい法城を賜り、感無量です。この会館で一家で聴聞し、子や孫たちとともに浄土に生まれたい」と口元を綻ばせた。

編集後記

設計の段階では、大阪会館の内装をどうするか、よく打ち合わせがなされていました。

皆で意見を出し合った内容が形になっていく嬉しさが伝わってきます。

親鸞聖人のご和讃を一つ紹介します。

無明長夜(むみょうちょうや)の燈炬(とうこ)なり

智眼(ちげん)くらしとかなしむな

生死大海(しょうじだいかい)の船筏(せんばつ)なり

罪障(ざいしょう)おもしとなげかざれ

正像末和讃

燈炬とは、灯火のことです。

阿弥陀仏が心の闇を破る知恵の働きを燈炬といいます。

大阪会館の看板が明るく照っているのも、

全ての人の心の闇を晴らすためです。

これからも続けて共に聞かせていただきましょう。

浄土真宗親鸞会大阪会館 看板

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

目次