浄土真宗親鸞会大阪会館とは、親鸞聖人の教えを真摯に学ぶ人が集う会館です。
大阪会館は大阪市城東区に建立され、平成29年(2017年)10月14日に遷仏会、同年10月19日に落成式が行われました。
地下鉄谷町線野江内代駅から徒歩5分、JR野江駅からも歩いて10分ほどのところに位置します。
近くには、「石山合戦」という戦いの際に、榎並城跡を利用して造られた、本願寺を護る防御の砦「野江砦」があったとされ、大阪の浄土真宗の歴史と深い縁を感じさせる会館です。
石山本願寺と浄土真宗親鸞会大阪会館の御本尊
現在、多くの寺院では絵像本尊や木像本尊ですが、蓮如上人は、浄土真宗の正しい御本尊は名号本尊であるとして、多くの人に名号本尊を勧められました。
他流には、名号よりは絵像、絵像よりは木像といふなり。当流には、木像より絵像、絵像よりは名号といふなり
蓮如上人御一代記聞書
(意訳)真実の弥陀の救いを知らない人たちは、名号よりも絵像(絵に描いた阿弥陀仏)がよい、絵像よりも木像本尊が有り難く拝めるからよいと言っている。
だが親鸞聖人は、名号が浄土真宗の正しい御本尊であると教えられている。
蓮如上人は晩年、現在大阪城が位置する場所に、後世「石山合戦」で有名になる「石山本願寺」を建立されました。「石山本願寺」は通称「名号御坊」「名号坊舎」といわれ、御本尊は名号本尊でありました。
親鸞聖人、覚如上人、蓮如上人の教えを正確に引き継ぐ浄土真宗親鸞会の大阪会館の御本尊も、木像、絵像ではなく、名号本尊であります。
縦長の講堂
1階の講堂は80畳あり、天上が高く閉塞感のない作りとなっています。
畳敷きで正座で聴聞することができ、正座ができない方も椅子席で法話を聞くことができます。
音響設備やプロジェクターも完備しています。
信心決定の大額
講堂前方には「信心決定」の大額が掲げられています。
由来は蓮如上人の御文章(御文)4帖目15通、蓮如上人のご遺言にあります。
詳しくこちらをご覧ください。
ロビー
玄関から入ってすぐの場所には、ロビーがあります。
法話のお昼休みだけでなく、講堂での行事がない日も、参拝者が交流する憩いの場所となっています。
以下の記事で会館を内覧できますので、ご覧ください。
会館建立のエピソード
浄土真宗大阪会館建立のエピソードについては、以下の記事で紹介しています。
大阪会館で、共に親鸞聖人の教えを学ばせていただきましょう。