令和5年12月7日 今崎先生の勉強会

令和5年12月7日に今崎先生の勉強会が開催されました。

今回は勉強会の内容の一部を紹介いたします。

目次

親鸞聖人の教え

令和5年は親鸞聖人ご生誕850年です。
なぜ、親鸞聖人は、今日の人たちにも注目されているのでしょうか。

それは親鸞聖人が教えてくだされたことが、
いつの時代の人にも、どこの国の人にもいちばん大切なことだからです。

親鸞聖人の教えられたことは、

なぜ人間に生まれてきたのか、なぜ生きるのか、
生きているとさまざまな苦難、困難、災難がやってきますがその悲しみ苦しみを乗り越えてなぜ生きていくのか

ということ。

この人生の目的をあきらかにされたのが
親鸞聖人です。

だから多くの人に尊敬されるのです。

では人生の目的を、親鸞聖人がどのように教えられているのか、お釈迦様と親鸞聖人のお言葉を通して教えていただきます。

親鸞聖人の教えられたことは、
お釈迦様の教え、仏教であります。

2600年前にお生まれになられたお釈迦様は
「仏」という無上の覚りをひらかれ、
さとられたことを教えられた、それが仏教です。

さとり、といいましても、低いさとりから高いさとりまで52段ありまして、
52段目のさとりを仏覚といいます。

仏覚という最高無上のさとりを開かれた方を、
「仏」といいます。

さとりが1段違うだけでも、
虫と人間ほど違います。

今年、関西ではカメムシが大量発生していました。
あのカメムシに一生懸命話をしても、カメムシは何も理解できません。

さとりの位が1段違うだけでも、それほどの境界の違いがあります。

私たちの力で仏のさとりを開こうとしたら、
三大阿僧祇劫かかります。三僧祇百大劫ともいわれます。

一劫は、4億3千200万年です。
仏の覚りを自分の力でひらくには、その三大阿僧祇倍かかります。

ある方が、別の宗派の法要で、13回忌をつとめられたところ
お坊さんから「今日はお母さんの13回忌。13回忌をつとめられたので、お母さんは菩薩になりました。まだ仏ではありません。仏になるには25回忌までつとめなければなりません。」

と言われたそうです。

しかしそのようなことはありません。

菩薩というのは、真実の仏教を求める人をいうのであり、仏覚をひらくには大変長い間修行が必要なのです。

ところが世間では人間死んだら仏、死んだら極楽と言われます。

お釈迦様は、誰でも仏になれるわけではないと教えられました。

では、仏のさとりをひらかれたお釈迦様が、さとられた内容はどのようなことでしょうか。

さとりの内容

お釈迦様がさとられたことは、本当の幸せになれる真理です。

すべての人が求めている幸せは、崩れない、変わらない絶対の幸福です。

どんなことがあってもビリっともしない、色褪せない幸せです。

この幸せになれる真理をさとられて、私たちに教えられたのです。

「仏教には永遠の幸せが説かれているのですよ。
だから聞きなさいよ。」
と、生涯教えられました。

それを、
「人身受け難し、今すでに受く、
 仏法聞き難し、今すでに聞く」
というお言葉で教えられています。

編集後記

今回の記事は、勉強会の最初の一部ですが
「人身受け難し、今すでに受く、仏法聞き難し、今すでに聞く」のお言葉をとおして、
お釈迦様と親鸞聖人が、
どのように人生の目的を教えてくだされているのか、詳しく教えていただきました。

私たちが「生まれてきてよかった」と生命の大歓喜を獲るには、仏教、阿弥陀仏の本願を聞く一つです。

これからも浄土真宗親鸞会大阪会館で、仏教を真剣に聞法させていただきましょう。

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